わたしの義理の母は、かなりのおせっかい焼き。
初めてイギリスに来たときは、わたしたちの新居を勝手に探してきたり、友だちがいらないといった家具を集めて新居の家具にどう?って言ってきたり。
最初は正直「もう大人なんだから、放っておいてほしい…」とおもっていました。
最近では、友だちのいないわたしに日本人の人を探してきたり、わたしが働けそうな職場を探してきてくれたり。
庭の花が少ないからと、毎年春になると数種類の花の苗や種をくれます。
もうとにかくパワフルで、押されてます‼
近くの日本人の友人にいったら、イギリスのお母さんってそういう人が多いよ、よくある話と笑っていました。
でもよく考えると悪くいうとおせっかいだけど、違う視点から見たら心配してくれているからこその「やさしさ」。
あまりにもプライベートゾーンを土足で入り込んでくるので、最初は警戒していましたが、いまはありがたいことだとおもって受け入れています。
日本にいたときは、誰かになにかしてあげたいとき、「おせっかいじゃないかなぁ」とかよく考えてしまいました。
でもそれで人との距離が離れてしまい、川崎にいたときは近くにいるけれど孤独感を感じていた気がします。
あっこうしてあげたいなとおもっても、「おせっかいかも、迷惑かも…」とかおもってしまい、どうしても一歩を踏み出せなかったです。
最近ではプライバシーの配慮や相手の気持ちを最優先に考えるというのがマナーですが、あまりにも気遣いすぎていて人と人とのつながりが少なくなってきたような…
イギリスに来て、どこかなつかしい「強引なやさしさ」を体験し、あぁこれ忘れてたなぁと気づかされました。
「おせっかい」、悪い意味でとらえられがちですが、失ってはいけないことな気がします。
わたしも今後少し「おせっかい焼き」になろうかなと思い始めました。