ひつじの説明書。

ーヘルス・本・イギリスのいろいろを発信ー

人生で一番勇気をだした決断

 


お題「思い切ってやめてみた事」

 

人生の中で思い切ってやめたこと、なにかな~と考えていたら、わたしの場合看護師という安定の仕事をやめて、日本に住むことをやめて、イギリスにきたことが大きいでしょうか。

 

でも、この決断にはあまり時間がかかりませんでした。

なぜなら、海外に住んで、海外で働くのが小さい頃の夢でしたから。

じつはこの決断をしたのは、難病と診断されて入院していたとき。

多分ステロイドを飲んでいて多幸感もあって、ノリで決めたようなところもありましたが、未来のわたしはどこにいたら笑っていられるかなと考えたときに、夢だった海外にいるときだったので、決めてしまいました!

 

当時の職場や家、病院には満足していて、そのまま暮らしていればきっと今頃一般的で年相応な暮らしができていたかもしれませんが、どこかものたりない…

そうです、じつはわたし、安定するのが苦手なタイプなのです。

なので、常にわくわくすることが欲しくて思い切った決断をしました。

 

また、母の死が背中を押してくれたところもあります。

生前母は「ヨーロッパに旅行に行きたい!」と言っていましたが、貯金してもすぐに旅行に行くことはありませんでした。今元気なときに行っておきなよと言っても、もう少し貯めてからといって、結局使わずに末期がんを診断されました。

 

ほんとうに人生何がおこるか分からない。

明日車にひかれるかもしれないし、

地震が起こるかもしれないし、

ミサイルが落ちるかもしれないし、

病気がいきなり悪化するかもしれないし、

通りすがりの人に突然刺されることもあるかもしれない。

 

病気だからといって、それが原因で人生が終わるとは限りません。

やりたいこと、ずっと心にしまっていた夢などがあるなら、できるときにやっておくのがおすすめです。

 

イギリスに来てよかったか、よくきかれます。

まだ100%よかったとは言えませんが、日本では受けられない刺激を良い意味でも、悪い意味でもたくさん受けていて、なかなかおもしろくなってきたなといったところです。

 

帰りたいとおもったことは?

たくさんありますよ。息を吐くように日本に帰りたいと連呼していた時期も。

でも、この決断には後悔していません。

自分が人生で一番勇気を出したことですから。

挑戦する道を選んだ当時の自分を褒めてあげたいです。

日本に帰ったときに、笑顔でイギリス楽しいと言えるようにこれからがんばります!