ひつじの説明書。

ーヘルス・本・イギリスのいろいろを発信ー

難病と恋愛

 

SLEという難病は、見た目に出る症状というのが少ないので、けっこう元気に見られることが多い病気のひとつ。

職場仲間や友人などと関わるなかで、どうやって理解してもらうかってところもけっこう悩むところです。

 

前々回の交流会で話題に上がっていたのが「恋愛」。

20代の子たちが多かったこともあり、難病を持ちながらの恋愛はかなりハードルが高い!というコメントが多くありました。

たしかに、疲労感があったり、陽に長く当たることができなかったり、日常生活の不便さを考えると、付き合っていくうちに迷惑をかけたり、理解してもらえなかったりするのではないかと考えてしまいますよね。

 

おそらくSLEに限らず、病気を持っている方は「恋愛」に対して積極的に行けないという方も多いとおもいます。

 

わたしの場合、婚約した際に病気が発覚しました。

もう7~8年ぐらい付き合っていたのですが、やはり病気になったことで関係がどうなるかいうところが不安になりました。

たしかに入院中、彼も余裕がなく、冷たく感じたり、心が遠く感じたりすることもありました。面会も週末少ししか来てくれなかったり。

 

でも後から聞いた話、彼の中にも葛藤があり、どうやって接していけばいいのか分からなかったと話していました。そりゃぁそうですよね。

一緒にいる側も初めての経験。

戸惑うのも当たり前だとおもいます。

彼なりの接し方を模索していたようです。

 

別れた方が楽なのかもしれない、とおもったことも何度もありました。

でもそうおもうたびに、正直に話し合う場を設けて、何とか乗り越えて今に至ります。

 

結婚する際の誓いの言葉に、「病めるときも、健やかなるときも・・・」なんて言葉がありますが、まさに難病に限らず、人生にはさまざまなことが起こります。

家族が亡くなったり、病気になったり、仕事がなくなったり、この先必ず通る道です。

 

そういった困難を一緒に乗り越えられるかといった意味でも、病気のことを伝えておくのはいい意味で悪い人に引っかからないフィルターになるとおもっています。

 

最初は上手くいかないことも多いはず。

わたしもたくさんケンカして、お互い大泣きしながら話したこともよくありました。

(今でもまだあります笑)

それでも、離れずにそばにいてくれる人がこの先ずっと一緒に入れる人なのかなぁと

わたしはおもっています。

 

病気をハードルではなく、悪い人に引っかからないフィルターとして、「恋愛」に向かっていけたらいいんじゃないかなとおもいます。

病気を告白するタイミングは状況や人によって異なるとはおもいますが、わたしは本気になる前に話すのがいいのではないかと、個人的にはおもいます笑