ひつじの説明書。

ーヘルス・本・イギリスのいろいろを発信ー

失敗も案外悪くないんじゃない?


わたしは人より失敗が多い人間だと自負しております。

昔から最初から上手くできなくて、何回も挑戦してやっと普通の人に並ぶくらい不器用なタイプ。

昔はそれがコンプレックスで、自分はなんでこんなにできないんだろうと人と比べて悩んだものです。

 

病気になってからも、けっこうやらかしています。

まぁ不可抗力なところもありますが、病院で車いすでトイレが間に合わなくて漏らしたり、点滴や尿フォーレを自己抜去したり、脱走しようとしたり(精神症状出てる時ですよ)、恥ずかしいことばかりやらかしてきました。

 

でも、最近そういった失敗も人の役に立っていることがわかりました。

同じ疾患の患者さんとかにはなすと参考になりますとか、そういう可能性もあるんですねとか言ってもらえると、当時の自分が救われた気がしますww

 

自分もだれかの失敗談を聞くと、わたしだけではないんだとか、気をつけなくちゃとか思うことが多いので、誰かの役に立つのであれば恥ずかしい失敗談でもどんどん出していこう!とおもえます。

 

そういえば、看護学校時代のゼミの先生にたくさん失敗談を話してくださる先生がいました。先生の失敗談はけっこう派手なものが多く、覚えているエピソードとしては「輸血を運んでいた際に何かの拍子で輸血を破裂させて、血まみれにしてしまった」なんてことがあり、その話を聞いてから輸血を扱うときに毎回気を付けるようになりました。

 

先生は失敗談をたくさん話してくれたので、先生でこんなに失敗してるんだから、わたしたちでも看護師になれるとおもわせてくれようとしていたのかもしれません。

 

失敗談はたしかに人生の汚点にもなりますが、ときにはほかの人を勇気づけてくれるものでもあります。恥ずかしいことがあったからと言って、自分を否定することはないと気づけるようになりました。

 

失敗してもそれは決して無駄にはならない。

自分の知らないどこかでその失敗は生かされていきます。

失敗したばかりのときは恥ずかしさMAXでも、時間がたてば笑い話になったり、成功につながる一助になるかもしれません。

 

まさか、あの恥ずかしいエピソードが誰かの役に立つとは…

わたしも驚きです。

 

この失敗が未来の自分や他人の役に立つと分かったら、失敗することが怖くなくなりました。たしかに失敗すれば、当然がっつり落ち込みます。

その感情は否定せずに1日落ち込み倒したら、次の日は前を向くようにしています。

 

これからも成功談以外にも、失敗談なども話していけたらなと思います。

恐怖感を与えてしまうこともあるかもしれませんが、気を付けようとか、こうしたらいいかなとか、思っていただけたらうれしいです。