ひつじの説明書。

ーヘルス・本・イギリスのいろいろを発信ー

葬送のフリーレン「ヒンメル」から教わったこと。


葬送のフリーレン、先週で終わってしまいましたね。

すごくあのゆるーいやりとりや、それぞれのキャラクターのどこか抜けている感じがクセになり、毎週同じエピソードをリピートして見てしまいました。

平和なアニメの割には、戦闘シーンは迫力があり、そこのギャップにも惹かれます。

ほんわかフェルンが戦闘するシーンも良いですし、無表情ですごい魔法を繰り出すフリーレンは圧巻です。

ぜひぜひまだ見ていない方にはおすすめのアニメです。

 

さて、こんな気が抜けるアニメでありながら、端々で人生において大切なことを教えてくれるぽろっと言ってくれる人気キャラクター「ヒンメル」。

もうすでに死んでいるというのに、アニメでの存在感は絶大です。

毎回回想シーンで1分ぐらいしか出てこないのに、口から出てくるひとつひとつの言葉は胸にくるものがあります。

 

今回は、ヒンメルがぽろっと話していった言葉を紹介したいと思います。

 

僕はね、終わった後にくだらなかったと笑い飛ばせるような楽しい旅がしたいんだ

 

かき氷を出す魔法を見せるフリーレンに対して、「くだらん!」というアイゼン。

そこでこのセリフを口にします。

 

何事も目的地にたどり着くまでの過程が大事ということなのかも。

楽しくない旅よりは、楽しい旅、回り道しながらでも最後楽しかったと思える旅が良いってこと。人生も最後に「あぁくだらなかったけど、楽しかった」と思えたら1番最高だなと感じました。

 

心の支えが必要なのは子供だけじゃない。悪い気分ではないだろう?

 

風邪を引いたフリーレンを看病している際に言ったセリフ。

 

大人だからといって、何でもできるわけではない。

大人でもときには寄りかかりたいときもある。

いまの大人の心をそのまま表してくれている気がして、すごく胸に刺さった言葉でした。

 

ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ。

 

フリーレンがヒンメルに「人に覚えてもらえるにはどうしたらいいの?」と聞いたときのセリフ。

 

わたしは話のながれとはちがう風に捉えていました。

メンタルコーチとして活動し始めたわたしにとっては、誰かの人生を変えてあげたいという気持ちが強くあったけれど、それはかなり傲慢な考えだったのかもしれません。

ほんの少しその人に関わることで、少し方向を変えてあげる、小さな影響を与えてあげる、それだけでいいのかもしれない。

大きなことをしようとする必要はない。

少し良い影響を与えてあげるだけでいいんだと、考えるようになりました。

 

ほかにも、印象に残るセリフはたくさんあります。

声優さんの話し方でしょうか。

とても胸にくる言葉ばかりなので、ぜひヒンメルの言葉に注目してみてください。

 

アニメや漫画のセリフって、ほんとうに人生を豊かにしてくれる、大切なことを教えてくれる言葉がちりばめられていて、大人になってから人生の指針を示してくれことがたくさんあります。

 

大人になってもう卒業するものだと思っていましたが、ストレートでド直球の言葉が大人になってから胸に刺さることもあるようです。それだけいろいろ辛い人生の経験を積んだってことですかね。

 

とくに療養中で暇な方には、暇つぶしにはアニメ・漫画はおすすめ。

ときにはキャラクターの言葉や行動がエネルギーをくれることもあり、引っ張り上げてくれることもあります。

 

人生の指針がほしいときは、アニメや漫画を見るのも悪くないですよ。