ひつじの説明書。

ーヘルス・本・イギリスのいろいろを発信ー

イギリスあるある?Drにはいつ会えるのだろう…

 

イギリスの医療制度は、「NHS」という国民保健サービスがあります。

税金で運営されており、加入している方は自己負担なしで治療を受けられます。

支払いとかがないので、病院受診がすごく楽!

イギリスが誇るサービスとも言われているほどです。

 

でも、税金で運営されているということは、ホイホイといけないのが短所。

基本風邪やインフルエンザなどは、自力で治しましょうといった方針のようです。

夫が先日、多分39℃の熱にかかったときも、「病院行く?」なんて聞いたら、いや解熱剤と眠れば治ると自宅療養だけで治していました。

なんとも、たくましいイギリス人。

 

そんなNHS。わたしはSLEの治療でよくお世話になっているのですが、診察は年2回あるかないか。手紙でこの日診察するから~といった感じでおくられてきます。

ちなみに日本では1か月に1回、診察を受けていました。

その年2回の診察日が来週予定だったのですが、まさかのキャンセルメール。

どういうこと!?

じつはDrのストライキで、病院が機能していないとのことです。

えぇーッ、じゃぁ次の診療日は?‥‥→自分でもう1回予約してねとのこと。

 

じつは半年前も診察がキャンセルになり、わたしはほとんど診察を受けていない状態。

日本だと考えられないですよね。

電車会社とかもストライキするイギリスですから、みなさん当たり前のように受け入れているようです、なんとも寛容。

 

一応病気は放置されているわけではなく、3か月に1回の血液検査でDrが定期的にチェックしてくれていて、診察はないけど悪化してないかはチェックしてもらっています。

異常があると、すぐに診察の連絡がきます。

ここ数年体調に変わりないので、だいぶ放置されていますが…

 

去年病気が悪化した場合は、救急に駆け込みました。

そしたら、痛すぎて大泣きだったのですが、大量の痛み止めを処方されてあとは自宅療養。簡単には入院にはならないようです。

知り合いの人も乳がんの手術後、当日退院だった人もいたので、イギリスにいる間は具合が悪くならないようセルフケアが必要だなと、びくびくしながら生活しています。

 

まぁ病院嫌いのわたしとしては、日本よりイギリスの方が合っている気がしますが…

日本とイギリスの中間ぐらいが、ちょうどいいですね。

 

ちなみに、薬の処方はどうしているかというと、薬の処方箋にチェックボックスがあり、ほしい薬をチェックして薬局からもらうシステム。

処方箋は薬をもらうときに新しいのをもらえます。

だから、自分で薬の量を調節できてしまうのです。(残薬調整ができます)

毎回Dr診察を受けずに薬をもらえるのが、楽で気に入っています。

 

さて、わたしの診察がいつになるのやら…

まだまだ先になりそうですね。