ひつじの説明書。

ーヘルス・本・イギリスのいろいろを発信ー

不思議な巡りあわせ


先月スコットランド旅行に行ったのが、本当に昔のように感じます。

時が過ぎるのは早いですね。

一緒に行ったのは、高校の時のハンドボール部で仲良くなった友人でした。

まさか20年も連絡を取り合っているとは…

でもずっと連絡を取り合っていたわけではありません。

 

大学時代、社会人になりたてのときは、お互い忙しく、もうこのまま連絡をとらないのではないかとおもっていました。

でも、わたしがSLEで入院したときに連絡をくれたのがその友人でした。

正直驚きました。

全然連絡もしてないし、会ってもいなかったのに、そのタイミングで連絡してくるなんて‥‥

 

うーん、久しぶりだし重い話をしてもなぁと思ったのですが、友人が突っ込んで聞いてきたので、「いやぁ今入院してて…」といったら、すぐに駆け付けてくれました。

久しぶりの再会がパジャマで、病院でといったシチュエーション。

理想的ではありませんでしたが、そのとき真剣に話を聞いてくれた友人には感謝しています。

 

そのときに友人がくれたプレゼントが、世界中の絶景が載っている写真集。

すごく嬉しくて、入院中何度も読み返していきたいところに付箋を貼っていました。

元気になったらここに行くんだとおもって、ふとおもいだしたときによく見ていました。

しかし、イギリスに引っ越した際にその本は奥の方にしまってしまい、しばらく見る機会はありませんでした。

 

そして、先日友人がたまたま転職の有休消化でイギリスにくることに…

ほとんどの人は行きたいと言っても実際実現することは少ないとおもっていたのに、友人は有言実行をしてきました。

ほんと彼女の行動力には、驚かされます。

 

最初は友人がわたしの家に数日滞在し、友人だけロンドン旅行に行く予定でした。

しかし、友人がエディンバラの写真を見て、エディンバラに行きたいと言い始めたため、ロンドンをやめてエディンバラへ一緒に旅行しに行くことに。

ブログでも紹介しましたが、ほんとうに楽しい女子旅となりました。

 

そして友人が帰った後、ふと彼女からもらった「世界の絶景集」を見つけました。

パラパラ~ッとみて行ったら、エディンバラの写真がそこに。

まさかのわたしたちが撮影した写真と同じアングルで写っていました。

写真集のエディンバラ



実際の写真

この写真集をもらったときは、ほんとうに人生のどん底のとき。

まさか6年後にこの写真をくれた友人と、写真集に載っている絶景の場所に行くとは。

とても感慨深いものがありました。

 

わたしたちは、宮城県の田舎の学校で出会って、海外なんて憧れでしかなかった高校時代。

一緒に行こうねなんて約束すらしていなかったのに、なにかの巡りあわせでエディンバラに行くことになったんではないか、と思わざるを得ませんでした。

 

ここまで回復して、絶景を大好きな友人と一緒に見られたこと。

幸せな瞬間って、こういうことをいうんだなと感じました。

そうおもったと同時に、生きているうちにもっときれいな景色をみておきたいとおもいました。

 

いやぁ、まだまだ死ねないなぁ。

やりたいことがたくさんあります。

 

会いたい人、行きたい場所、やりたいこと、

タイミングを逃したくないなぁとおもいました。

 

直感で浮かんできたアイデアは、言い訳を探さずに、

実行しようと考えるようになりました。

 

直感で行動してくれた友人には感謝しています。

できるときに、できることを、していきたいですね。