ひつじの説明書。

ーヘルス・本・イギリスのいろいろを発信ー

日の下で遊ぶ憧れ


今週のお題「外でしたいこと」

 

わたしが持っている「SLE(全身性エリテマトーデス)」という病気は、長く日に当たるのがNGの病気。

長時間肌が日にさらされていると、特有の湿疹や全身の疲労感に襲われて、動けなくなったりすることもあります。

 

最初これを聞いたとき、昔話題だったドラマ「タイヨウのうた」を思い出しました。

世代の方はわかるとおもいますが、映画版ではYUI、ドラマ版では沢尻エリカが太陽の下に出られない「色素性乾皮症」を患った主人公を演じていました。

映画版も、ドラマ版も歌が好きだったのをおぼえています。

 

あの病気ほどではないのですが、やはり夏になると太陽は天敵。

さまざまな対策をして、肌に直射日光を当てないようにしています。

 

こうして日に当たることが制限されてくると、病気になる以前よりも「外に行きたい!遊びたい!欲」が増えていきます。

 

行きたいけど勇気がいるのは、海へ行くこと。

日陰が少ないので陽射しを避けにくく、海に入ってもいいけど完全防備が必須。

 

また、わたしの好きなキャンプ。

夏に行きたいけど、日陰を作れる装備がしっかりないと疲労感MAX。

 

意外と疲れるのが、車のなか。

フロントシートに座っていると、陽射しがもろに当たって、

運転中に疲労感で眠くなってきてしまうなんてこともありました。

 

なんとも不便な身体になってしまいました。

でも、ずっと引きこもって家にいるのは楽しくない!ということで、

病気を悪化させない、かつ外を楽しむ方法をいつも模索しています。

 

海へ行くときは真夏のカンカン照りではなく、時期や時間をずらしていく。

キャンプは山に近いサイトを選んで、装備もそろえていく。

車も朝か夕方を選んで乗る、または完全装備で乗るなどなど。

 

あと、最近「宇宙兄弟」を見て星を見る楽しみを知ってしまいました。

昔は毎日近所のプラネタリウムに行ったり、小学校に忍び込んで星座早見盤を見ながら夜空を見上げたものでした。

学生の頃は深夜に友だちと近くの山に行って、夜景や星空を見に行っていました。

 

大人になってから上を見上げることはほとんどありませんでしたが、久々にみるとけっこう感動…‼‼‼

ということで、今年の夏は夜空を見に行くのも目標にしたいとおもっています。

 

このように病気でも、やっぱり外を楽しみたいということで、

工夫をしながら自分なりにアクティビティを楽しんでいます。

制限があっても最大限の可能性を考えるようにすれば、案外できることは多い!

 

ちなみにわたしの日焼け装備は、帽子・日焼け止め・カーディガン・スカーフ…

とけっこう普通です。

あまりやりすぎて怪しい格好になるのも嫌なので、時間や日陰を選んで、行動するように心がけています。

 

今年もいろいろなアクティビティに挑戦していきたいとおもいます!

 

おせっかいって悪いこと?


わたしの義理の母は、かなりのおせっかい焼き。

初めてイギリスに来たときは、わたしたちの新居を勝手に探してきたり、友だちがいらないといった家具を集めて新居の家具にどう?って言ってきたり。

最初は正直「もう大人なんだから、放っておいてほしい…」とおもっていました。

最近では、友だちのいないわたしに日本人の人を探してきたり、わたしが働けそうな職場を探してきてくれたり。

庭の花が少ないからと、毎年春になると数種類の花の苗や種をくれます。

 

もうとにかくパワフルで、押されてます‼

 

近くの日本人の友人にいったら、イギリスのお母さんってそういう人が多いよ、よくある話と笑っていました。

でもよく考えると悪くいうとおせっかいだけど、違う視点から見たら心配してくれているからこその「やさしさ」。

 

あまりにもプライベートゾーンを土足で入り込んでくるので、最初は警戒していましたが、いまはありがたいことだとおもって受け入れています。

 

日本にいたときは、誰かになにかしてあげたいとき、「おせっかいじゃないかなぁ」とかよく考えてしまいました。

でもそれで人との距離が離れてしまい、川崎にいたときは近くにいるけれど孤独感を感じていた気がします。

あっこうしてあげたいなとおもっても、「おせっかいかも、迷惑かも…」とかおもってしまい、どうしても一歩を踏み出せなかったです。

最近ではプライバシーの配慮や相手の気持ちを最優先に考えるというのがマナーですが、あまりにも気遣いすぎていて人と人とのつながりが少なくなってきたような…

 

イギリスに来て、どこかなつかしい「強引なやさしさ」を体験し、あぁこれ忘れてたなぁと気づかされました。

「おせっかい」、悪い意味でとらえられがちですが、失ってはいけないことな気がします。

 

わたしも今後少し「おせっかい焼き」になろうかなと思い始めました。

 

 

「夢」が原動力になった


ブログを見ている方は薄々気づいているかもしれませんが、わたしはかなりのロマンチストです。

もしかしたら世間では恥ずかしいとおもわれる部類なのかもしれません…

でももう断言します。

 

アニメのキャラクターでも、夢を目指しているみたいなキャラクターはツボです。

最近古いですが「宇宙兄弟」を見始めたのですが、この間日々人が月に旅立った回では子供のように目をキラキラさせながら見てしまいました。

日々人、まぶしかったです。

 

多分このロマンチストは、母の影響。

母はシングルマザーで育てながらも、いつも将来の夢を語る人でした。

老後はヨーロッパに旅行へ行くんだ!というのは口癖。

それを見て育ったので、常に夢は持っているものなのだとおもって生きてきました。

 

病気になったとき、絶望感もありましたが、どこかワクワク感を常にもっていました。

いや、もしかしたらステロイドの副作用でワクワクしていたのかもですが…

病気になったことであぁいろいろできないなぁって普通はおもうのですが、わたしの場合どこかタガが外れてしまい、「自分のやりたいことをやろう!」と吹っ切れてしまったんです。

 

そこから、自分のやりたかったこと。

「自分のやり方で人の役に立つこと」を実現しようといろいろと計画を立てました。

計画では退院したらすぐに実行にうつす予定だったのですが、体調がおもうように上に向かず、メンタルの変動もあり、結局いまの形に行きつくまで6年もかかってしまいました。

 

この6年間これだけをがんばった!ということが「イメージすること」

自分が病気の人をオンラインでサポートしている姿を、ふとしたときにリアルにイメージしていました。

こんな人が来て、こんなこと話してなど、具体的にイメージすることで、いまの自分に何が必要かが分かっていき、足りないものを学び、ここまで来ました。

 

そういったイメージを常にしていると、普通なら見逃しがちな情報などに脳がアンテナを張るので、チャンスを逃しにくくなります。

 

わたしがイギリスに来たのも、ずっと海外に住むのが「夢」だったから。

この目標があったので、少しずつ体力をつけたり、ライフスタイルを改善したりして、渡英できました。

 

ヘルスコーチの世界でも、「目標」や「生きがい」は重要とされています。

研究でも高い目的意識を持っている方は、持っていない方に比べて死亡率や心疾患イベント率が低いということがわかっています。

 

健康になりたい!とおもうとき、食事や運動などのライフスタイル改善も大切ですが、わたしはクライアントさんには「夢」や「目標」なども同じぐらい大切といっています。(いや、もはや最重要かもしれません!)

 

病気が落ち着いて先に何がしたいのか、そこにフォーカスすることで、自然とライフスタイルも変化するからです。

 

「夢」「目標」「生きがい」は、背中を押してくれます。

病気になるとできないことばかりに目が行きがちです。

しかし、病気でもさまざまな可能性はあります。

いまの自分にできる最大限の可能性を見つけよう!と常におもうようにしています。

 

いま目的意識がない方は、まず未来に生きる理想の自分を想像するところから、始めてみてください。

 

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考え方が変わったきっかけは、「病気」だった。


昨日はミライクさんのインタビューを紹介したのですが、じつはもうひとつインタビューを受けていました。

 

インスタグラムで出会ったSLEの方にインタビューをしているdetours_sleさん。

わたしの投稿を見ていただいて、ご連絡をいただきインタビューのお話をいただきました。

 

detours_sleさんは、広告代理店のShioriさんを中心に活動しており、SLEの方の「回り道」をテーマに今までの経験や考え方の変化などを発信しています。

すごく面白いテーマだなとおもい、参加させていただくことになりました。

 

実際インタビューを受けて、病気の前と後で考え方がこんなに変わっていたんだと、自分で驚いてしまいました。

やはり病気は今までの人生を変えるきっかけになる大きな節目。

わたしは病気になってさまざまなことを経験したり、感情を繰り返したりして、自分なりにいまの考え方にたどり着きました。

今まで思っていたことの固定概念がひっくり返り、なんで今までこんなシンプルなことを難しく、複雑に考えていたんだろうと、新しい視点をもてるようになりました。

 

正直病気の前よりも、今の方が心は楽で、とても生きやすくなった気がします。

今回それらのことを文章にまとめて、可視化できるようになったことで、より自分の考え方に自信が持てるようになりました。

病気になってよかったー!とはまだ言えませんが…

 

この機会を与えてくださったdetours_sleのShioriさんには、感謝感謝です。

 

わたしは持病のある方の話を聞いていると、ほんとうに人生何年生きているんだろうと感じる方が多くいる気がします。

それぞれ自分の哲学があったり、信念を持っていたりして、それを聞いているだけで人生相談をしてもらっているような感覚です。

 

今後出会う方とそういった話をするのが、また楽しみになりました。

 

detours_sleさん・インタビュー記事はこちら

 

detours_sleさんのインスタグラムはこちら

 

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自分の弱さを認めること。


先日インタビューしていただく機会がありました。

自分の話をインタビューしてもらうなんて、めったにないことですから見つけてくださったインタビュアーの方々にはほんとうに感謝しています。

 

じつは自分の病気のことを誰かに話すのは、苦手でした。

話すことで「自分が弱い」「一人では生きていけない」「劣っている」と自分でレッテルを貼ってしまうのではないかと心配していたからです。

 

発症当時は、とにかく病気を寛解まで持っていくのに必死でした。

とにかく「弱い人」と見られたくなくて、病気のことも話さず、知られていても普通に生活できるよと装ってばかりでした。

しかし、そうすればそうするほど身体はいうことを聞かず…。

わたしが目指している方向から、反対の方向へ進んでいくばかりでした。

 

そんな落ちていくばかりのわたしを止めたのが、「自分の弱さを認めること」

弱いと認めたうえで、弱いなりにできることはなんだろうと考えました。

体調はその日その日で違うので、その日今できる精一杯のことをしようと。

そう考えるようになってから、すごく生きやすくなっていきました。

 

いつも背伸びばかりしていた自分が、いまの自分に合っているものをチョイスできるようになり、体調をコントロールしやすくなったんです。

今までは本当に自分のことをよく分かっていなかったとおもいました。

 

今回のインタビューも、以前のわたしだったら断っていたとおもいます。

「SLEの病気の人」として覚えられたくない、とおもっていたからです。

でも弱さを認めたことで、今できる自分の可能性について考えられるようになりました。

 

わたしは人の役に立てることがしたい、とずっと模索していました。

よく考えたら、このインタビューを受けることもそれにつながるのではないかと。

体験談を見て、こういう経過もあるんだとか、こういうこともできるんだとか、こういう考え方があるんだとかとか。

 

いろいろなことを感じてもらうことで、その人が生きやすくなったり、安心したり、勇気が湧いてきたりしたらいいなとおもっています。

自分のどうしようもない経験が誰かの役に立つのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

お時間があるときに、読んでいただけたら嬉しいです。

 

インタビュー記事はこちら

 

 

 

 

 

少し前に進めたかもしれない


久々の投稿になってしまいました。

先週は仕事に追われていて、またオーバーヒートしそうになってしまったので、自分で仕事をセーブするように調整して、再燃せずに済みました。

危ない、危ない…

 

昨日は久々に一番近い都市「マンチェスター」へ行ってまいりました。

分かる人には分かるとおもいますが、サッカーの有名チーム「マンチェスターユナイテッド」の本拠地です。

 

1年に1~2回しか行かないですが、今回は初めて夫なしで、日本人の方々10人ほどで行ってまいりました。

わたしは都市部に行くのが苦手なタイプ。

東京近辺に住んでいた際に、通勤で人ごみ酔いするようになり、また会食恐怖症ということもあり、めまいや吐き気をよく催していました。

 

前回マンチェスターに行った際も人に酔ってしまい、レストランへ行ってもトイレに入って吐き気がおさまるまで座っていたりして、トイレでちょっと泣いてしまったりして、あまり良い思い出がありませんでした。

 

なので、今回は自分にとって挑戦でした。

少しずつ人が多いところや、誰かと一緒に食べることを最近意識して、慣らしていっていたので、今回はめまいとか吐き気は少しはよくなったのではないかと。

 

そんなおもいでマンチェスターに行ったのですが、今回は驚くほどに体調不良がなく、10:00~17:00までみんなのペースについていけました。

 

よかった~‼‼‼

ご飯はメガ盛りだったので、さすがにすべては食べられなかったのですが、一口目から吐き気もなく食べることができ、夢中で食べてしまいました。

 

少しずつ人ごみに行く練習していてよかった。

行く前直前まで悩んでいたけれど、いってよかった~とおもえました。

日本に帰ったときまた東京で人ごみ酔いするのが心配でしたが、これなら日本帰れるかも!

 

まだ完ぺきではないですが、少しずつできることが増えたり、恐怖感も少なくなってきたりしていて、前に進めている気がする。

 

わたしにとっては、大きな一歩。

踏み出せた気がします。

 

 

自分を好きになったきっかけ

 

 

お題「自分をちょっと好きになれたとき」

 

ヘルスコーチの勉強をはじめてから「Self Love」について深く知ることになりましたが、20代のときは自分のことが好きではありませんでした。

 

10代のときからわたしはひとつのことを継続することが苦手で、なにか嫌なことがあるとすぐにやめてしまうのがコンプレックスでした。

スポーツが好きで中学校・高校と運動部に所属していましたが、中学時代は陸上→テニス部、高校時代はハンドボール部→バレー部。

やめた理由はそれぞれですが、継続できない自分が根性なしで、ほかのひとよりも我慢が足りないとずっとおもっていました。

社会人になっても希望していた1年目から高度救命センターに入ったものの、多忙で身体を壊して休職。

一気に自分への自信をなくしました。

 

そんなときに出会ったのが、新しい職場の医師夫婦。

わたしは今まで出会った人のなかでも、初めて会うタイプの人たちでした。

先生たちは他人を否定することなく、なにをしても褒めてくれました。

最初はやさしい先生たちと印象でしたが、少しずつわたしのさまざまな可能性を引き出してくれて、アメリカの学会に連れて行ってくれたり、医師のセミナーで看護師と登壇させてくれたり、さまざまな挑戦の機会を与えてくれました。

 

いまWEBライターをしているのも、じつは先生たちに文章を褒められたからです。

また、ヘルスコーチをしているのも、先生たちの診療の影響をモロに受けています。

それぐらい影響力のある方たちでした。

 

「承認欲求」を満たされたからでしょうか。

その当時から自分への見方が変わっていきました。

不器用だったとおもっていた自分に、じつは特技があったこと。

こんな自分でもいいんだと思えるようになったこと。

この社会でも堂々と生きていけるんだとおもえるようになっていきました。

 

わたしもヘルスコーチでいろいろな方とお話ししますが、できるだけクライアントさんの気づけていない良い部分を引きだせるよう心がけています。

お話しすることで、自分を好きになる「きっかけ」になれたらいいなとおもいます。

 

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