ひつじの説明書。

ーヘルス・本・イギリスのいろいろを発信ー

怖いことはわるいことではない

わたしは、SLEになってからけっこう怖がりになってしまいました。

20代のころは、一人で海外に行って住むということも好きだったし、

知らない誰かと話すことにも抵抗がありませんでした。

 

でも、SLEで精神症状を経験したときぐらいから、

何をするのにも怖くて、新しいこと、失敗しそうなこと、

自分が傷つきそうなことは積極的に避けてきました。

 

でも、そんな毎日を送っていると、やっぱり自分は

社会から置いていかれているような気がして、

みんなが先に進んでいるのに、自分だけ成長できていない

ことにいらだちを感じていました。

 

イギリスに行こう‼と決意したのは、

そんな自分を変えたかったから。

 

イギリスに行ったら、挑戦できることがたくさんあると

おもって勢いできてしまいました。

 

しかしイギリスにきたはよいものの、やはり異国の地。

なに話しているかわからない、

自分が話に入れない、

間違ったことをしたくないなど、

恐怖心のかたまりになってしまい、この数年間、

大きく行動に起こすことができませんでした。

 

ヘルスコーチの仕事をし始めてから、

徐々に恐怖との関係を良好なモノにできるようになり、

少しずつ怖いことにも避けずに立ち向かえるようになってきました。

 

怖いことを克服するには、

 

①怖いことを受け入れる

怖がっている自分は、なんだかかっこわるくて、自分じゃないと感じる

ことも多いけど、怖いことは決してわるいことではない。

自分を守る自然な反応。だから、否定せずに自分はこれが怖いんだと

まず受け入れることが大切。

 

②恐怖は実は思い込みということを知る

ほとんどの怖いことは、自分の中で妄想を膨らましていっぱい肉付けして

いることが多い。その妄想を信じていると、本当に起こることもある。

行動に移してみると、何だこんなもんかと拍子抜けすることがほとんど。

恐怖を膨らましすぎないこと。

 

③最高の結果を想像する

怖いことに挑戦したあと、どんな良いことがあるか、鮮明にイメージする。

どんなことが起こる、自分はどんな表情になる、そこからどんな良いことが

続いていくか、常にイメトレをしておく。

 

④「うまくいく」を口癖にする

心の中で「どうせうまくいかない」と思っていても、口では

「うまくいく」という言葉を頻繁に出す。

言葉には力がある。ずっと言っていればうまくいくものなんだと

脳にも刷り込まれて、それに伴った行動を起こせるようになっていく。

 

⑤行動する

すごく怖いなら小さなことから始めていく。

一歩進めば、それが水の波紋のように少しずつ新しい世界が開けていく。

大きな変化が怖くても、小さな変化なら少しの勇気で起こせる。

 

いままでイギリスでは夫と2人で行動することが多かったですが、

今年はもっと自分で行動したいということで、

3月に日本人の友達とではありますが、スコットランドに旅行へいってきます。

 

でも、これは私の中では大きな変化。

SLE発症当時は、バスや電車に乗るにも震えていたので、

われながらよくがんばってるとおもいます^^

これをきっかけにもっと新しい世界に足を踏み込めたら

いいな。