ひつじの説明書。

ーヘルス・本・イギリスのいろいろを発信ー

【SLE】ほかの病気の人や情報とのかかわり方

最近になって、同じ病気の人と接点を持つようになりました。

ほんとうにこれは自分にとって大きな成長なんです。

 

SLEと診断されたのは、ちょうど6年前。

ほんとうにこの時期でした。

 

看護師だったので、病名は知ってはいましたが、

くわしいところは良く知らず、

診断されたての頃は、ネットでいろいろなことを

調べていました。

 

でも、調べれば調べるほど不安を助長させている気がして、

1か月後には一切調べなくなりました。

同じ病室に同じ疾患の方が入院していましたが、

その方は透析までしていて、結構進行していた様子。

 

2か月半ほど入院していましたが、

関わった話した患者さんは3人だけ。

最初は一緒に入院している者同士話していれば、

支えあえるかなぁなんて思っていましたが、

実際はかなりシビアな関係。

 

みんな症状のアップダウンが激しく、

お互いの話を聞いているだけで上がるどころか

下がる結果に。

 

それ以来、わたしは同じ疾患含め、病気を持っている方と

関わるのを避けるようになりました。

 

自分が調子が悪いとき、

心に余裕がなく、ほかの人の話をちゃんと聞けず、

力になれない自分にストレスを感じてしまい、

それで一緒に体調を崩してしまう。

 

TwitterやInstagramでの体験談なども

一切見ることなく、5年ほど来ました。

 

これはかなり意見が分かれるところだとおもいます。

同じ病気の人の話を見て頑張ろうと思えるか、

それとも逆に不安を助長せさせるか。

 

わたしは明らかに後者の方でした。

わたしにとっては、病気の人と一線を引くことで、

上手くメンタルやストレスをコントロールできた気がします。

 

そういえば以前、先輩から患者さんに感情移入しすぎないように

と注意されたことがあります。

病院では辛い場面を見ることが多いので、

どうしても悲しい、苦しい場面に遭遇します。

看護師も一応人なので、どこか一線を引いてみていないと、

気持ちが疲れてしまうんだと言われました。

 

わたしは人の言動や感情にかなり左右されやすいタイプなので、

自分が調子が悪いときはほかの病気の人と関わらない方法が

合っていたのかなと思います。

 

今診断から6年たち、ようやく自分が安定するようになり、

ほかの人へ目を向けられるようになりました。

 

ヘルスコーチの資格を取ったので、

同じような疾患の方の助けになろうと思っています。

 

自分が辛いときの人とのかかわり方。

「人を選ぶ」というと聞こえは悪いですが、

自分のことを守るために必要なことだと思います。

 

とくに、病気を持っている方、

暇だったりするとどうしてもネットで体験談やSNSなどを

見てしまいがちですが、実はマイナスに働いていることもあります。

 

SNSとのかかわり方やほかの病気の方とのかかわり方、

病気の情報とのかかわり方が

ほんとうに心の栄養になっているか

見直してみるといいかもしれません。